復帰突然変異試験(Ames試験)のサービス

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Ames(エームス)試験とは、医薬品、医療機器、農薬、食品(特保)、その他の化学物質のDNAに対する直接的な影響を評価する試験として世界中で広くおこなわれており、各規制当局への申請に必須の試験となっています。環境問題や企業責任に対する意識向上を背景として、企業内労働者の健康被害対策、MSDSデータシートの作成や製品の品質管理、環境影響評価等の簡易スクリーニングとしての有用性も期待されており、またICH M7の策定に伴う医薬品不純物の評価においても求められており、ボゾリサーチセンターでも様々な用途でAmes試験(エームス試験)のご依頼をいただいております。

■Ames(エームス)試験の特徴

    遺伝子操作によりアミノ酸が存在しなければ生育できない微生物(サルモネラ菌:ヒスチジン要求性、大腸菌:トリプトファン要求性)は、試験過程において微量のアミノ酸が添加されることにより生育(増殖)します。これらの微生物は、変異原性を有する化学物質を作用させると、細胞内のDNAに突然変異を引き起こし、アミノ酸がなくても生育(増殖)できるようになり、肉眼で見える程度のコロニーを形成します。このコロニー数と化学物質を作用させない場合のコロニー数を比較することにより、変異原性の有無を知ることができます。

■試験操作

    L字型試験管にニュートリエントブロスNo.2培養液を入れ、凍結保存した菌株を解凍して少量を接種し、37℃で振盪(しんとう)培養します。
    あらかじめ、試験濃度に調製した被験物質溶液を小試験管に分注し、リン酸緩衝液(PB)またはS9Mixを加えます。さらに菌懸濁液を加え、撹拌します。これを37℃で20分間振盪(しんとう)しながらプレインキュベーションをします。
    プレインキュベーション終了後、ソフトアガーを加え、最少グルコース寒天平板培地上に重層します。37℃で48時間培養し、最少グルコース寒天平板培地上に復帰したコロニーを計数し、記録します。

■判定と評価

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    Ames試験(エームス試験)は、被験物質を処理したプレート上の復帰変異コロニー数が、陰性対照(被験物質無処理)のプレート上の復帰変異コロニー数に対して、2倍以上となる増加を示し、用量反応性を示した場合に変異原性「陽性」と判定します。なお、判定の信頼性を高めるために、同一条件下で繰り返し試験を行い、再現性を確認します。また、Ames試験(エームス試験)の特徴として、mg当たりの復帰変異コロニー数である「比活性値」を求めることにより、異なる被験物質の変異原性の強さを相対的に比較することが可能です。

■書式のダウンロード(Word)

    調査書や試験依頼書の書式を下記よりWordでダウンロード頂けます。

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