皮膚感作領域

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本試験法は、国際的なピアレビューにより検証および検討が行われ、2010年にOECDテストガイドライン442B(OECD Guideline for Testing of Chemicals,442B:Skin Sensitization:Local Lymph Node Assay:BrdU-ELISA)として採択されました。
本試験法はLLNAと同様に、長年広く使われてきたMaximization TestやBuehler Testに比べ、動物に与える苦痛の低減や評価に用いる動物数の低減という点で意義ある代替法の一つと考えられています。
また、従来のモルモットを用いた試験法は、惹起時の皮膚反応を肉眼判定するのに対し、LLNA:BrdU-ELISAでは細胞増殖反応をBrdUの取り込み量を指標として測定するため、より客観的な試験となっております。

■試験法の概要

  • 原理
  • 感作性を有する低分子量の化学物質は、経皮に浸透し、そのまま又は生体のタンパク質と結合した後、皮膚中の樹状細胞に取り込まれるものと考えられています。その後、活性化した樹状細胞は皮膚から所属リンパ節へ遊走し、そこで抗原提示を介して抗原特異的な(感作性物質に特異的に反応する)T細胞の増殖を誘導し、次いで特異的なT細胞(感作T細胞)は全身に分布します。この一連の生体応答が感作と呼ばれています。LLNA:BrdU-ELISAでは、感作誘導期のリンパ節における抗原特異的なT細胞の増殖(DNA合成)を、BrdUのDNAへの取り込み量を指標として評価します。

  • 判定
  • 媒体対照群に対する被験物質投与群のBrdUの取り込み量の比(Stimulation index : SI)が1.6未満の場合は陰性、2.0以上の場合は陽性と判定します。1.6~1.9の場合は、付加的な情報(用量反応情報、全身毒性若しくは過剰な局所皮膚刺激、必要に応じて媒体対照群との統計的な比較の結果)を考慮し、判定します。

■実験スケジュール

    標準スケジュール

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